女性ホルモンの減少がうつを呼ぶ

女性は、エストロゲンというホルモンの影響を受けるため、男性の倍はうつ病に罹りやすいといわれています。
ホルモンの中でも特にエストロゲンは、神経伝達機能に影響を与えるからです。もちろん病気の要因は、社会的なストレスなどもあるでしょう。しかし、月経前や妊娠中、産後、更年期など、ホルモンバランスが崩れることによってこんなに発症するきっかけがあるのです。
月経前症候群は、生理前に気分が落ち込んだり情緒不安定になったりすることで、日常生活に支障を来たします。妊娠中は妊娠初期に発症しやすく、望まない妊娠だった場合に罹りやすいです。そして産後は、産んでから1~2週間後に発症しやすく、大量にホルモンが分泌するせいだと考えられます。それだけでなく、赤ちゃんの世話で肉体疲労が溜まり、家族のサポートが不十分である、または経済的な問題など様々な要因が絡み合って発症してしまうのでしょう。
それから、生理が終わりを迎える更年期も罹りやすいのですが、更年期障害だと思われて発見が遅れることがとても多いようです。要因は、ホルモン分泌が減るせいだけではなく、社会的要因や環境要因が大きいといわれています。子育てが終わり夫は仕事で不在、親の介護や自分の病気などが絡んでくることもあって、発症することもしばしばあるようです。ただの気分の落ち込みだと思っていても、それが長引くと悪化することがあります。もし、2週間以上気持ちが落ち込んでいるときは、医療機関を受診した方がいいでしょう。